2022年3月15日ベトナム入国に関する新たな発表

 2022年3月15日付けの決議第32号/NQ-CP により、ベトナム政府は次の国のパスポート保有者のビザを免除することを決定しました。ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、ロシア、日本、韓国、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ベラルーシです。入国日から15日以内の一時滞在の場合、ビザなしでベトナムに入国できます。

 15日以上滞在する人は、ベトナムに所在する企業が招聘することにより、商用ビザ(DN VISA)を取得することで入国ができます。観光ビザ(DL VISA)は現在のところ発行されていないようです。

 また、同日保健省が発表したガイダンスによると、空路によるベトナム入国者は、出国前に受けた新型コロナ検査で陰性なら、ベトナム入国時には健康申告を行うだけでよいことになりました。従来の3日間の待機(ワクチン接種2回の証明がある人、ない人は7日間待機)と3日目のPCR検査は不要となりました。出国前の検査はPCR検査及び抗原迅速検査のどちらも認められます。PCR検査は出国前72時間以内、抗原迅速検査は24時間以内に受ける必要があります。陸路、海路なども移動時間が短い場合は空路と同様に扱われますが、移動時間が長い場合は、国境で検査を受ける必要があります。

 2歳未満児については、入国経路やワクチン接種・感染履歴の有無にかかわらず、検査を受ける必要がなく、保護者とともに入国して各種活動をすることが可能になります。

 なお、すべての入国者は入国から10日間は指針による健康観察期間になります。マスク着用、手洗い、消毒を行い、周囲の人々との濃厚接触を控えるなどの感染症対策の徹底を求めています。

以上

投稿者プロフィール

西田 俊哉
西田 俊哉
アイクラフトJPNベトナム株式会社・代表取締役社長。
大手生命保険会社に23年の勤務を経て、2005年に仲間とベンチャーキャピタル・IPO支援事業の会社を創業し、2007年に初渡越。現在は会社設立、市場調査、不動産仲介、会計・税務支援などを展開。